塩化アルミニウムは手汗や足汗、脇汗などの症状で悩んでいる人が病院で治療する際に処方されたりするもので、汗止めとして非常によく使われているものです。
実際に病院で多汗症や汗っかきの治療をする際には塩化アルミニウムが良く使われるのが一般的なのでどんな感じなのか知っておくといいのではないでしょうか。
塩化アルミニウムは制汗剤として結構前から利用されている成分で、毛細血管の先端を収縮させて発汗を抑える物質として皮膚に利用されています。
塩化アルミニウムを利用した制汗剤とは?
塩化アルミニウムは制汗剤として利用する際には水溶液にして利用しますが、市販の制汗剤でも塩化アルミニウムが利用されているものはあります。
最近では塩化アルミニウムが人気になっており、市販されている「テノール液」や「オドレミン」、「特性エキシウクリーム」が塩化アルミニウムを配合した代表的な制汗剤として有名です。
特に「オドレミン」は汗かっきの人で利用している人もいるのでないでしょうか。
またミョウバンなども塩化アルミニウムを利用した汗対策の商品として結構ポピュラーです。
ちなみに病院で処方される塩化アルミニウム水溶液は、上記のような市販の制汗剤よりも濃度が高くなっているので、制汗効果は高いです。
ただ副作用もあるので利用する際には注意が必要になってきます。
塩化アルミニウムは手汗や足汗などに適している
塩化アルミニウムを使った汗対策で適した箇所は、ワキ、手、足などになります。
こういった部分の汗を抑えるのに塩化アルミニウムは割と良く利用されているので、汗対策の方法として塩化アルミニウムの利用を検討するといいです。
塩化アルミニウムは肌への刺激が強いので、手や足などの汗対策を中心に利用していくのが一般的です。
顔汗や頭汗に利用するのはあまり適してないです。皮膚の弱い場所へ利用すると副作用が出るので利用する際にはしっかりと場所を選ぶようにしましょう。
塩化アルミニウムの汗対策での使い方
塩化アルミニウムはそのまま使用するのではなく水で薄めて患部に塗るという方法で汗対策を行います。
その際に手や足の制汗で使用する場合も20%以下に薄めるのが基本になります。
濃度が高い場合はかゆみやかぶれを発生させてしまいます。
また塩化アルミニウムの継続的に使用していると効果が減衰したりしてしまいます。
効果が薄くなってくると塩化アルミニウムの濃度を濃くしようとするのが普通ですが、濃度が濃くなるとそれだけ肌への悪影響が避けられないので注意が必要です。
そういった意味では塩化アルミニウムの使い方で大事なのは濃度調整だということがわかると思います。
個人的には効果が薄くなってくるこの塩化アルミニウムの方法はあまりオススメできないです。
塩化アルミニウムの汗対策の副作用
塩化アルミニウムの汗対策は病院等でも利用されるくらい有名なのでかなりポピュラーですが、どちらかというと症状が軽い人向けです。
塩化アルミニウムでの汗対策を長く行っているとかゆみやかぶれが少なからず報告されています。
あまり頻繁に使っているとワキの下の皮膚がただれたり、ひどい場合には角質化してしまう可能性もあります。
角質化してしまうと元に戻すためにはかなりの時間がかかってしまいます。
このように塩化アルミニウムは肌への影響が強いので、顔汗などの皮膚が薄い部分への使用は副作用が大きいのでオススメできないです。
このように塩化アルミニウムはワキガの臭い対策や多汗症には効果的ではありますが、かゆみやかぶれといった影響が出てしまいます。
また塩化アルミニウムを使って汗対策をしたが、その部分での発汗は少なくなったものの、それ以外の場所で汗が噴き出すようになったという症例も報告されています。
塩化アルミニウムを顔汗対策に使ってはダメ
顔汗対策で塩化アルミニウムの利用を進めている人もいますが、私は絶対に止めておいた方がいいと思います。
特に女性の場合は塩化アルミニウムの副作用で顔の皮膚に異常が出る可能性があるので、非常に問題だと思います。
昔ならともかく現代では塩化アルミニウムよりも低刺激な汗対策商品が多く販売されているので、わざわざ顔などの目立つような場所に、肌異常の可能性があるような塩化アルミニウムを利用することはないと思います。
当サイトでは顔汗対策専用の商品も紹介しているので、塩化アルミニウムよりも低刺激で効果が高いので、安全性を考慮してこういったものを利用するようにしましょう。