冬なのに汗かきが原因なのか、大量に汗が出てしまって困っているという人は男女関係なく少なくないです。
冬でも汗が多く出たり、緊張や興奮したりすると汗ばむ場合は多汗症の可能性があります。
普通は汗がでるエクリン汗腺の一番重要な機能は体温調節と皮膚の乾燥阻止にあります。
また緊張や興奮で汗ばむと言うことは珍しくありませんが、その量が問題になってきます。
冬場の汗かきは夏場やそれ以外の季節と違って、服を着込んでいることも多いのでその分だけ汗が蒸れやすくニオイが強くなる可能性があります。
まずは冬に汗をかく原因について知っておきましょう。
冬に大量の汗が出る原因とは?
冬に大量の汗が出ると周りから見ると異常があると思われてしまう可能性があるので厄介なんですよね。
夏場に大量の汗が出ているなら普通のことですが、それが冬場だと確かに「具合が悪いのでは?」と思われてしまう可能性はありますよね。
そんな困ったことになる冬場の汗かきですが、具体的にどのような原因が考えられるのでしょうか?
冬の汗かきの原因一覧
- 多汗症が発症している
- 興奮や緊張している
- 防寒対策の厚着
- 部屋の暖房の効きすぎ
- 病気による発汗
冬でも汗が多いと多汗症の可能性
汗をかくというのは体温調節と言う側面が強いですが、体温調節の必要がない冬の場合には通常は汗をかくことはありません。
気温の低い冬に大量の汗をかくのは生理反応とはいえない可能性があると思います。
そのため冬の大量の汗は多汗症の可能性が考えられます。
多汗症は季節に関係なく汗が大量に出る症状で精神的なことが原因で発症する症状だと言われています。
また足や手、顔など部分的に大量の汗が出るようになったというのも多汗症の大きな特徴になります。
急に汗が大量に出るようになったという場合には多汗症を疑ってみるといいかもしれないですね。
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緊張や興奮で大量の汗が出る
緊張や興奮で汗がでるというのは普通のことではあります。
よく緊張したり興奮したりすると「手に汗握る」という感じで表現されるように精神的な状況によって汗が出ることは普通にあることです。
冬場でもこういった精神的なことが原因によって汗が出るということは普通にありえることです。
ただこういった症状が悪化していくと多汗症になる可能性があるので注意が必要です。とは言っても精神的な原因なのでなかなか個人で対策するのは難しいですよね。
まずはストレスを溜めないようにするのが基本になります。
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防寒対策の厚着
冬場に大量の汗が出る原因として一番シンプルなのが、防寒対策による厚着になります。
言うまでもないですが、冬場でも気温によっては厚着が原因で汗が出るのは普通にありえることです。
特に近年の冬は1日の気温差が激しいことがあったりするので、その気温差によって、朝は寒かったけど昼は暖かいということが普通にありえます。
朝と昼と夜で気温差があると服装によっては普通に汗が出ることもあるので、その場合には服装の調整を小まめにするしか対策方法はないと思います。
部屋の暖房の効きすぎ
会社などで寒がりの人がいたりすると暖房が効き過ぎている場合もあります。
私が働いている会社は私服でも大丈夫なのですが、人によってはデスクワークなのに半そでで冬場に仕事をしている人もいます。
また満員電車だと暖房が入っているだけでなく、人が密集しているので想像以上に暑かったります。
こういった温度調整が難しいところだと汗が大量に出てしまうことがあるので注意が必要になってきます。
病気が汗の原因の可能性がある
冬場に汗が大量に出るのは体温調整が難しい場所にいるということも原因の可能性がありますが、そういった原因ではなく病気の可能性もあります。
精神的な病気であげられるのが、自律神経失調症などが冬場の汗に繋がってきます。
他にも糖尿病や感染症、甲状腺の初期症状なども汗に繋がるので知っておくといいと思います。
ただこういった病気が原因になっている大量の汗については、汗以外にも色々な症状が出ていると思いますので、分かりやすいと思います。
冬の汗は蒸れやすいのでニオイに注意が必要
汗が大量に出るのは夏場なので、夏場に体臭の対策をする人が多いですが、意外と冬場の体臭の方が厄介であることを知らない人が多いんですよね。
そもそも汗が臭ってしまう原因は、汗が雑菌によって分解されることなんですよね。
つまり汗をかいた部分が蒸れてしまうと、それだけ雑菌が繁殖しやすい状況になるので、汗が雑菌に分解されやすくなるのでニオイが出やすくなるということになります。
夏場は汗をかいたとしても薄着なので汗が蒸れる可能性はそこまで高くないです。
まあ、それでも汗が大量に出るのである程度のニオイの懸念はあります。
ただ冬場の場合には寒いので汗は少ないですが、寒さの分だけ厚着をしているので蒸れやすい状況を作っています。
しかし汗かきで冬場に大量に汗が出るというの場合には、汗が出ることと蒸れやすくなることによって、夏場よりも体臭がきつくなる可能性があります。
そのため冬に汗をかく人はしっかりと体臭対策を行う必要があります。
冬場の汗かきとニオイ対策の方法
冬場に大量に汗をかく人は多くはないですが、それでも多汗症などの症状がある人は、冬場に汗が大量出てしまって、それによってニオイがするのではと懸念を感じている人は少なくないです。
またそもそも冬に大量に汗をかいていると周りから不審に見られることもあるのではないでしょうか。
実際に私は冬場に大量に汗をかいて「大丈夫ですか?」と心配された経験があります。もちろん健康そのものだったのですが、周りからは異常に見えたようです。
無理もないですよね。寒い冬に大量の汗をかいていたら具合が悪いのではと思われても仕方ないです。
こういった私のようなちょっと恥ずかしい経験や汗臭い出さないためにもしっかりと冬場の汗対策をする必要があります。
冬場の汗対策の方法は下記を参考にしてください。
- 運動不足の解消
- 食生活を見直す
- 汗対策の施術を受ける
- 汗対策商品を利用する
運動不足の解消
冬場は寒いのであまり外に出ずに、どうしても家に引きこもりがちになってしまいます。
やはり寒い中でジョギングなどの定期的な運動ってしんどいですよね。
ただ運動不足になると汗腺の機能が弱まり、局所的に大量の汗が出ることがあります。
また普段運動せずに汗をかかないと、ちょっとした暑さや刺激によって発汗するようになるので汗かきの原因にも繋がってしまいます。
冬って寒さから体温を維持するために基礎代謝が上がる傾向にあるんですよね。
基礎代謝が上がっている状況だと汗が出やすくなるのでちょっとしたことで汗が出やすくなります。
普段から運動で汗を流してればちょっとしたことで汗をかかなくなるので対策につながります。
食生活を見直す
食生活は汗を抑えるというよりは汗のニオイを抑えるという部分で効果的な方法です。
やはり人間の体臭は普段の食生活に大きく左右される部分なので、普段から肉食で動物性脂肪を沢山摂取しているような場合だと体臭が強くなるのは当たり前です。
他にも香辛料などの香りが強いものを好んで食べていると体臭がきつくなるといわれているので食事に気を配ることも大事になります。
普段からコンビニなどを多用して食生活が乱れているような場合には、しっかりと食生活を立て直す必要があります。
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汗対策の施術を受ける
汗を抑える方法は色々ありますが、一番直接的な方法は汗が出る器官である汗腺を除去するという方法です。
全身から大量の汗が出るという場合には利用するのが難しいですが、多汗症のように、手や足、顔やワキなど局所的に大量の汗が出るような場合には施術によって汗を抑えることも考えられます。
顔汗の場合には場所が場所なので施術にリスクがあるのでオススメできないですが、手や足、ワキなどから大量の汗が出るような場合には手術やボトックス注射などの選択肢があります。
特に手術などで汗腺を除去すれば根本治療になります。ただ手術傷や費用が高いなどのデメリットがあることは理解しておきましょう。
汗対策商品を利用する
汗対策で一番短期間で効果が実感でき無難な方法と言われているのが汗対策の商品を利用することです。
食事や運動不足解消、施術などの方法もありますが、どれも時間がかかったり、リスクや高額な費用がかかったりしてデメリットがあります。
そういった意味では費用はかかりますが、そこまで高額ではなく、利用するだけで効果を確認できる汗対策商品は一番現実的な方法だと思います。
ただ汗が大量に出るような場合には、市販の制汗剤などは効果が足りない場合もあるので注意が必要です。
個人的には市販のものよりも高額ではありますが、効果時間が長く肌への負担が小さい高性能な制汗剤がオススメです。