自分がワキガや多汗症ではないかと心配して、病院で治そうと考えている方は結構多いと思います。
病院を選ぶ際にはネットや雑誌、テレビなどのいろいろな媒体を使って情報収集をして、どこの病院がワキガや多汗症にいいのか探すと思います。
しかしどこも自分のところの治療法がいいと宣伝しているので、情報収集をすればするほどさらに迷ってしまうという方も多いです。
まずは下記から具体的な病院選びのチェックポイントについて説明しようと思います。
ワキガや多汗症のチェックポイントについて
ワキガと多汗症のチェックポイントについては全部で9つ程あげることができます。
まずは下記のチェックポイントをご覧になるといいと思います。
- 問い合わせについて親切に対応してくれる
- カウンセリングにしっかりと時間を割いてくれる
- カウンセリングや手術を誰がやるのか確認する
- 治療法のバリエーションが豊富なのか見る
- 執刀医の経験はどれくらいなのか
- インフォームドコンセントに配慮はなされているのか
- 看護師などのスタッフの対応はどうなのか
- クリニックの中の雰囲気はどうなっているのか
- アフターケアは万全なのか
上記のようなポイントをまずはチェックしてから、よさそうな病院をピックアップするといいと思います。
どこの病院がワキガや多汗症の治療にいい病院なのかは、まずは上記のポイントを満たしてないとだめだと判断していいと思います。
手術しても病院によっては再発の可能性が高くなるので、病院での治療を検討しているなら最低限上記のことは確認しておきましょう。
インフォームドコンセントがしっかりしている病院を選ぼう
上記のワキガ手術や多汗症手術前のチェック項目でも掲載していますが、インフォームドコンセントがしっかりしている病院を選ぶのは、こういったワキガ手術や多汗症手術だけでなく、すべての病院選びで必要なことになってきます。
ちなみにインフォームドコンセントとは何なのかご存知でしょうか?
インフォームドコンセントは簡単に言うと「説明と同意」ということを意味します。
つまりワキガや多汗症の手術の前に「手術で行う治療法について、こうしたメリットがありますが、こうしたデメリットもあります。
またデメリットにはこうした処置法があり、過去のケースではこのようになっています。」という感じで詳しく説明してくれたら、患者さんもその治療法を自分で判断して選ぶことができるということです。
また無料カウンセリングでは自分が不安に思ったことは何でも医師にたずねるようにしましょう。
医師に「こういうことを聞いたら気分が害してしまうかもしれない」といった気遣いをする必要はないです。
インフォームドコンセントで手術内容が把握できる
インフォームドコンセントはあなたがしっかりと治療の内容について知るということで、非常に大事なことになります。
このインフォームドコンセントで「標準的な治療なので心配ないですよ」と言っていて、手術後に合併症や後遺症が出たり、ワキガや多汗症が再発したということは、しばしば発生します。
患者としては何で説明してくれなかったのかと問い詰めると思いますが、その際は「非常にまれなケースでこういうことも起こるんですよ」と責任を回避する発言をします。
実際にワキガや多汗症は、非常に熟練している医師が担当しても完璧を求めることはできません。
ワキガや多汗症の原因である汗腺を除去する治療器具や再生にも限度があるので、まれなケースであってもしっかりと説明責任を果たさないといけないのです。
逆に質問をはぐらかしたり、露骨に機嫌が悪くなるような医師からワキガや多汗症の手術を受けるべきではないです。
また手術跡にについても、医師が「手術跡はほとんど残りません」といわれることがありますが、手術をする以上は手術跡は残ります。
インフォームドコンセントは医師の責任ではありますが、手術を受けるあなたもできるだけ医師に疑問点をしっかりと質問するようにしてください。
医師のほうもお金の支払いサービスを受ける以上、どんなことが行われているかを正確に伝えることはあたりまえのことです。
あとでトラブルになる前に、しっかりと手術の内容を把握しておきましょう。
またワキガや多汗症の治療は手術をすれば終わりではなく、病院で手術前に失った自信を取り戻して、臭いや汗にとらわれることなく、自分を取り戻すことまでが治療になります。
そのためにも医師と患者にはしっかりとした信頼関係が必要なので、しっかりと話して信頼できる医師に手術をお願いしましょう。
ワキガ手術や多汗症手術後のアフターケアは確実にチェック!
手術の際のポイントについては上記のような感じで説明しましたが、その中でもアフターケアの充実は非常に大事なポイントになってきます。
手術をしたらそれで終わりだったり、後遺症や副作用がないのを確認したら終わりというのでは困ります。
どれだけ手術の技術が優れており、最新の設備を備えているような病院であっても、何らかの失敗が起こる可能性は否定することができません。
そういった意味でも万が一に備えたアフターケアは非常に大事になってくるのです。
具体的には手術の数ヵ月後に再発してしまった場合には、クリニックがどのような対応をしてくれるのかは、病院に行った際のカウンセリングの時にしっかりと聞いておくようにすることが大事になってくると思います。
その際に病院によっては追加料金が発生するという場合もあるので、注意が必要です。
手術後に術後臭を感じる人は少なくない
ワキガ手術の場合は、臭いという感覚的な問題なので「手術後」でも臭いと感じてしまうことがあります。
また手術したあとはよかったけど、しばらくしたらまた臭うようになってしまった。
などのことを病院に訴えても、それは気のせいということで片付けられたら困ります。
術後臭については、患者さんは臭いに敏感になっているので、ワキガの再発による臭いなのか、それとも自己臭症になっているのか判断する必要があります。
ただ、失敗したときのことを聞くのは患者としては医師に聞きにくいことかもしれないですが、こういった質問で機嫌を損ねるような医師であるなら手術は止めたほうが無難です。
ある意味ではこういった聞きにくいことを聞いた際の医師の反応も病院選びの参考になると思います。
アフターケアが充実しているような病院の場合にはチェックポイントで紹介してるような部分を満たしていることが多いので、しっかりと確認しておくことが大事になってきます。
学会に参加している病院はさらに良い
病院選びで医師のプロフィールを見ると、時々見かけるのが「○○学会会員」というのがあると思います。
学会に参加するかどうかはあくまでも医師自身の判断によるところですが、ワキガや多汗症の治療法は日々進化しており、これまでにも「切除法」や「剪除法」、「皮下組織削除法」、「皮下組織吸引法」、「超音波法」「ウルセラドライ」「ミラドライ」など色々な部分が改良されて大きく進化しています。
ただ進化している一方で、今でも古い治療法で手術を行っている病院もあります。
やはり最新の治療を行っているところのほうが安全でリスクも少ないです。
そのためしっかりと最新情報に触れて吸収しているかどうかは非常に大事になってきます。
そんな医師の判断基準のひとつが学会に参加しているかということにあります。
学会に参加するには厳しい基準が設けられており、学会が認める技術レベルと医師としての正しい倫理観がないと入会できないことになっています。
そういった意味では学会に所属しているかどうかは医師を判断する一つの目安になってくると思います。
当サイトでは下記からワキガ手術や多汗症手術を行っている病院についていくつか候補を載せているので、病院選びの際の一つの候補として参考にしてください。