ワキガが年齢によって臭いの強さが違ってくるのかどうか気になっている人も多いと思います。
実際に老人になってくると、そこまで強烈な体臭の人って多くないように感じるので、何となく年齢によって体臭の強さが違ってくるのではないかと感じている方も少なくないと思います。
実際にワキガは年齢とともに発症したり、治ったり、臭いが強いピークの年齢があったりするのでしょうか?
あまり知られてないワキガと年齢の詳しい関係について説明していこうと思います。
ワキガのニオイが年齢によって強さが違う理由とは
ワキガが年齢とともに臭いの強さが違ってくる原因はアポクリン汗腺にあると考えられます。
ワキガの臭いの原因はアポクリン汗腺という脇や陰部などの特定の場所に分布している器官から出てくる汗が雑菌によって分解されることによって発生しています。
つまりワキガの原因になっているアポクリン汗腺がどれだけ活発に活動しているかということがワキガの臭いの強さに大きく関係しているということです。
アポクリン汗腺は年齢によって活発に活動する時期もあれば、年を取ることによって細胞が弱くなって働きが鈍くなることもあります。
アポクリン汗腺も体の細胞の一つなので、年齢によって体が老いてくれば臭いの強さも違ってきます。
そういった意味ではワキガと年齢は大きな関係があると考えられます。
ワキガの臭いのピークの年齢とは?
ワキガの臭いのピークは、ワキガの原因であるアポクリン汗腺が最も活発に活動している時期と言い換えることができます。
ワキガの臭いのピークはアポクリン汗腺の細胞がどれだけ活発に動いている時期なのかということになるので、人によってピーク年齢についてはある程度の違いが発生します。
そしたことを考慮すると14歳から22歳くらいがワキガの臭いのピークになる人が多いのではないかと思います。
この時期は成長ホルモンが分泌されて、体の細胞が活性化している時期です。そのため当然アポクリン汗腺も活発に働いています。
特にホルモンバランスの崩れる思春期の時期にワキガが発症することが多いので、14歳から17歳くらいの時期にワキガの症状が発症する場合が多いと思います。
そして細胞が成長する20歳から22歳くらいの間までがピークになってくるのではないかと思います。
アポクリン汗腺はホルモンによって刺激を受けて活発に活動するので、ホルモンバランスが乱れるような時期や、若い人は比較的ニオイが強いと思ったほうがいいです。
ワキガは年齢とともに治ることはあるのか?
ワキガが年齢によってニオイが強くなったり弱くなったりするのは、アポクリン汗腺が年齢によって、どれだけ活発に活動しているのか変わってくるためということは分ったと思います。
ではアポクリン汗腺が年齢とともに弱くなっていけば、そのままワキガが治ることは考えられるのでしょうか?
結論から言ってしまうと、ワキガが年齢とともに治るということはないです。
年齢とともにワキガの原因になっているアポクリン汗腺の活動が弱くなることは考えられますが、だからといってアポクリン汗腺がなくなるわけではないからです。
ワキガを治すためには原因になっているアポクリン汗腺をなくす必要があり、現状では手術で取り除く以外に方法はないです。
老人になるとアポクリン汗腺は衰えるので、ワキガのニオイが弱まることは考えられますが、アポクリン汗腺自体は存在しているので、あくまでも治ったように見えているだけでということです。
老人や中年でワキガが酷くなることもある
年齢とともに細胞は衰えていくというのは普通のことで、ワキガの原因であるアポクリン汗腺も年を重ねると衰えていきます。
しかし、老人や中年でワキガのニオイが酷くなったという人も存在します。
実際に中年男性の場合だと、ワキガと加齢臭によって体臭がかなりきつくなってしまったという事例はよくあります。
普通なら年齢を重ねるとアポクリン汗腺が衰えてくるので、ワキガ臭は弱くなるはずですが、どうしてでしょうか?
それは外部要因がアポクリン汗腺を活発化させているからと考えられます。
ワキガを活性化させる外部要因で考えられるのは「ストレス」と「生活習慣」です。
中年男性は仕事によるストレスを受け易い世代なので、ストレスによってワキガが酷くなることが多いです。
また老人でワキガのニオイが強くなってしまったという場合は、おそらくこうした外部要因が大きな原因になっていると思います。
ワキガは年齢だけでなく、ストレスや生活習慣、食生活などからも大きな影響を受けるので、ニオイが強くなった場合には、色々な原因を考える必要があります。
ワキガは年齢によって対策方法も違う
ワキガは年齢によって臭いの強さなども違ってきたりするので、対策方法も変わってきたりします。
具体的には10代の若いときには手術よりは、ワキガ対策のデオドラントやクリームなどを使って対策したほうがいいです。
10代はアポクリン汗腺が活発に動いている時期なので、手術で少しでもアポクリン汗腺の取り残しがあると再発しやすいからです。
またワキガ手術は費用も高額なので、親の援助がないと手術が難しいという現実もあります。
20代になってお金に余裕がでてきて、結婚を考えるようになったら手術で思い切って完治を目指すことも考えていいのではないかと思います。
ワキガ手術は年々進化しており、最近は切らずに治療できる方法も出てきているので、昔ほどワキガ手術のデメリットは大きくないように感じます。
中年になってきたら、アポクリン汗腺は弱くなってくるので、無理して手術せずにワキガ対策商品などを利用してケアしてもいいと思います。
このように年齢によって色々なケア方法が考えられるので、自分のワキガが重度なのか軽度なのかも加味しながら何がベストなのか考えるといいと思います。
下記でワキガ手術の方法やワキガ対策商品について載せているので参考にしてください。