ワキガや多汗症の手術をする際の病院で選びのポイントの一つに、しっかりとカウンセリングに十分な時間を割いてくれるかがポイントになってきます。
美容外科などではカウンセリングはほかの診療科目という問診に該当することになります。
つまりカウンセリングは医師が対応するということです。
カウンセリングは看護師や事務員、カウンセラーが対応することはできないので、医師が時間を割いて対応することになります。
ここでの対応がおざなりになっている医師やクリニックは注意が必要だと思います。
ではどうしてカウンセリングでの対応がクリニック選びのポイントになってくるのでしょうか。
ワキガや多汗症は医師が判断する
ワキガに対する悩みには人によって色々です。もちろん解決方法も人によって違ってきます。
ちなみに臭いを数値化する技術は既に確立されていますが、それがワキガ治療のカウンセリングに100パーセント活用できるわけではありません。
ワキガや多汗症の治療は「どれだけ臭うのか」「それはワキガではなく、体臭なのではないか」「手術が必要なのか?」などの判断は医師がすることになります。
臭いの強さが同じでも臭いの質によって手術が必要ないケースもありますし、同じような臭いの強さでも、生活環境によって手術するかしないか判断も変わってきます。
さらに湿度や温度や人によっても臭いの感じ方は変わってくるので、同じ数値の臭いが同じだけ不快感を人に与えるとは限らないということです。
例えば美容師などのようにお客さんと接する距離が近い場合には鼻とワキが接近するような仕事の場合は普通より注意が必要になります。
またパートナーが非常に臭いに敏感な場合など、一緒に暮らしていく上で快適な方法を探す必要があることもあります。
個人の事情などもカウンセリングでしっかりと考慮していく必要があります。
こうしてみるといワキガや多汗症の判断や改善については医師の裁量が非常に大きいのがよくわかりますね。
それだけに、医師が直接患者さんんと面談して、メンタルのケアを含めたカウンセリングを行う必要があるのです。
また手術の時期などについても患者さんの都合によります。
すぐに手術をしたいという患者さんもいれば、手術に対する恐怖心や、ほかのクリニックと比較して迷っている人、さらには手術以外の方法などを求めている場合は、日を改めて複数回カウンセリングする必要があります。
そういった理由からカウンセリングははマニュアル化できない傾向にあります。
そのためカウンセリングが形だけのものだったり、時間短縮している雰囲気があるようなら考え直したほうがいいかもしれません。
患者の立場になったカウンセリングをやっているかチェック
ワキガや多汗症の手術での病院選びにカウンセリングが非常に大事だということがわかったと思います。
カウンセリングの際にきちんと患者の立場に立ったカウンセリングをしているかは非常に重要な病院選びのポイントになります。
ワキガや多汗症の手術は生命に関わることの無い症状なので、本当に手術が必要なのかどうかを医師が判断することになります。
その判断をするのはカウンセリングなので、カウンセリングがおろそかになっているような病院では手術の判断もいい加減だといわれても仕方がないと思います。
いい病院とそうでない病院は、こういったカウンセリングに力を入れているかで判断することができるのでしっかりと受けるようにしましょう。
カウンセリングはただ実施時間が長ければいいと言うわけではないです。病院によってはカウンセリングを患者を取り込むための時間と考えているような病院もあるので注意が必要です。
カウンセリングは医師のほうの立場としては患者を診察して汗腺の発達具合や汗とニオイの程度を調べて手術が必要なケースなのか判断する機会でもあります。
そのためカウンセリングは手術を担当する医師がしっかりと担当するような病院を選ぶようにすることが大事です。カウンセリングを看護士や事務員に対応させている病院は避けたほうがいいかもしれないですね。
カウンセリングで訪れた人がどれくらいの割合で手術を行っているかも重要な病院の判断材料になると思います。
90パーセント以上などの極端に高い割合で手術を行っている場合は、カウンセリングで患者を取り込んでいる可能性があります。
カウンセリングを受けている際に、その医師の説明が患者さんのほうを向いてないと感じたら手術を控えるようにしましょう。
またはその日は決断せずに自宅に持ち帰って検討してみるなどの方法をとるようにしましょう。
無料カウンセリングを行っている病院もある
カウンセリングを受けると、その病院で手術を受けないといけないと誤解している人も結構多いようですがそんなことはないです。
カウンセリングでは病院の治療の仕方や内容などを聞かせてもらうところでもあるので、合わないと思ったら手術をする必要はないです。
治療を受けるかどうかはカウンセリングを受けた後で決めるという感じでも問題ないです。
最近では無料でカウンセリングを行う病院も増えているので、それを利用して自分の症状について確認してもらうのもいいかもしれないですね。
カウンセリングで実はワキガや多汗症でないという場合もあって、自分の思い込みに過ぎなかったということもあるので、専門家に見てもらうのもいいと思います。
ワキガや多汗症については治療金額が高いので結構敷居が高くなって、病院に行きにくいという現実があります。
そういった理由から無料カウンセリングを行っているという側面もあるのかもしれないですね。
せっかく無料カウンセリングを行っている病院があるので、複数の病院でカウンセリングを受けて一番いいと思ったクリニックを利用するようにすれば効率的だと思います。