ウルセラドライはミラドライと混同している人も多いですが、基本的にはどちらも似たようなものだと思っていいかもしれないですね。
まあ、若干異なる部分はありますが、ミラドライの方が幅広く行われている一方でウルセラドライを行っている病院はそこまでまだ多くないように感じますね。
そんなウルセラドライですが、ワキガや多汗症治療ではどのような効果を発揮してくれるのでしょうか?
またウルセラドライとミラドライとではどのような違いがあるのでしょうか?
ウルセラドライとミラドライの違いとは?
ウルセラドライとミラドライはどちらもメスを使わないワキガや多汗症手術の方法になるので、手術による効果や回復期間などはそこまで大きな違いはないように感じますね。
そんなウルセラドライとミラドライですが、その違いは下記のような感じになります。
- ミラドライはマイクロ波による治療
- ウルセラドライは超音波による治療
- ウルセラドライはワキ以外の場所も治療可能
ウルセラドライの方が優れている点は手術範囲がワキ以外の幅広い部分に利用できるという点だと思います。
こうして見るとマイクロ波と超音波という違いはありますが、ミラドライとそこまで大きな違いはないと考えていいと思います。
ウルセラドライの効果とメリットとは?
ウルセラドライを利用する際に気になるのが、ウルセラドライの施術を行うとどのようなメリットがあるかということではないでしょうか。
下記でウルセラドライのメリットについてまとめたので参考にしてください。
- 手術時間が短い
- ダウンタイムが短い
- 感染症などの副作用が少ない
- 子供でも利用できる
- すそわきがも治療できる
手術時間が短い
ウルセラドライは超音波をワキなどの患部に照射して、汗腺を破壊するという手術方法なので手術時間が非常に短いです。
手術時間は通常40分くらいとされているので、かなり短時間で施術が可能です。
ウルセラドライは皮膚の上から照射するという方法なので縫合の必要がなく体への負担も少なく、大きなメリットだと思います。
手術時間が長いとそれだけ体への負担も大きくなるので、こういった手術時間の短さはそれだけ体に負担がかからないということにつながります。
ダウンタイムが短い
ウルセラドライはメスなどを使ってワキを切開することがないので、手術当日から普段どおりの生活を送ることができます。
基本的にダウンタイムはそこまで必要としない手術方法なので、入院などをすることもなく施術が可能です。
手術後に多少むくみヒリヒリなどの症状が出ることがありますが、翌日には回復するようなのでそこまで心配はいらないと思います。
メスを利用してワキを切開する手術方法だと、手術後にワキを固定したり入院の必要があったりするので、会社員の人は利用しづらかったです。
ただウルセラドライのようなダウンタイムの短い施術方法は休日を利用して施術できるのでメリットが大きいです。
感染症などの副作用が少ない
ウルセラドライはメスを使うことがないので、患部から感染症などが発生する可能性はほとんどないです。
メスを使った「切除法」や「剪除法」だと傷口から細菌が侵入して感染症や合併症を起こす可能性があるので、そういったリスクのないウルセラドライはメリットは大きいです。
メスを使わないことで体への負担も少なく、副作用が発生する可能性を抑えることができるので非常にありがいたいですね。
子供でも利用できる
ウルセラドライはメスを使わずに体への負担も小さいので、子供のワキガや多汗症治療にも利用することができます。
メスを利用するとワキに手術傷ができてしまったりして、体育の時間などに子供が何か言われてしまう可能性がありますが、メスを使わない施術方法なら術後の傷も目立たないです。
ウルセラドライは年齢制限などがないので、保護者の同伴があれば治療可能です。
子供のワキガについて親として有効な治療法を探しているのなら検討する価値はあると思います。
すそわきがも治療できる
ウルセラドライはワキ以外にも、すそわきがなどの治療にも効果があります。
すそわきがはデリケートゾーンのわきがのことですが、場所が場所なのでなかなか手術に踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
特に女性はアソコの臭いがきついことによって男性から敬遠される可能性があるので死活問題です。
そこでウルセラドライのようなメスを利用しない手術方法が有効なのです。
すそわきがで悩んでいる人はウルセラドライによって臭いの元を除去することを検討してもいいと思います。
ウルセラドライのデメリットとは?
ウルセラドライはメスで切開するような施術方法ではないので、体への負担も小さく非常にメリットの多い施術方法です。
しかしそんなウルセラドライによる施術方法にもデメリットは存在します。
下記でウルセラドライのデメリットについてまとめたので参考にしてください。
- ウルセラドライに対応している病院が少ない
- 保険適用されない
- ニオイが完全になくなるとは限らない
- 再発の可能性がある
ウルセラドライに対応している病院が少ない
ウルセラドライに対応している病院はかなり少ないです。
多くの病院ではミラドライの方を採用している所が多いので、ウルセラドライに対応している病院は多くないです。
近場にウルセラドライに対応している病院があればいいですが、遠方の場合だと利用するのに交通費などの費用がかなりかかる可能性があるので、経済的な負担が大きくなります。
関東圏には神奈川にウルセラドライの有名なクリニックがありますが、そこ以外ではウルセラドライで定評のあるクリニックがほとんどないのは大きなデメリットです。
保険適用されない
ウルセラドライは保険適用されないので手術費用がかなり高額になります。
まあ、これはウルセラドライに限ったことではなく、ミラドライなどを含めた最新のワキガや多汗症の手術はすべて保険適用されないです。
基本的にはリスクの小さい最新のワキガや多汗症手術はすべて保険適用されないと思っていいと思います。
基本的にはワキガや多汗症の手術を行う場合には保険適用されないと思って病院を選ぶようにした方がいいです。
逆に保険適用される施術方法は昔の施術方法なので、傷跡や感染症、ダウンタイムの長さなどのデメリットがありオススメできないです。
ニオイが完全になくなるとは限らない
ウルセラドライは皮膚の上から超音波を照射して汗腺を破壊するという手術方法です。
そのため汗腺の破壊後にその汗腺を手術で摘出するというわけではないです。
皮膚の上から施術する方法なので確実に汗腺全体を破壊できるとは限らないので臭いが完全除去できるとは限らないということになります。
とは言ってもウルセラドライによってある程度、ワキガの臭いを軽減したりすることは可能だと思います。
再発の可能性がある
ウルセラドライはこれまでの手術方法とは違って、メスを使って医師が直接汗腺を確認して除去するという手術方法ではないです。
昔の手術方法は医師が目視で汗腺を確認して除去していましたが、ウルセラドライはメスを使わずに皮膚の上から施術する手術方法なので、目視で汗腺を確認して施術するわけではないです。
そのため医師の経験や技術などによって汗腺を目視せずに除去していくことになります。
汗腺を目視せずに破壊していくということは未熟な医師が担当すると汗腺を十分に除去することができない可能性があります。
汗腺を十分に除去できないとワキガが再発する可能性があるので注意が必要です。
ウルセラドライは失敗する可能性があるのか?
ウルセラドライは超音波によって汗腺を破壊していく方法ですが、1回の治療ですべての汗腺を破壊できるとは限らないみたいです。
つまり場合によっては2回くらいの施術が必要になるケースもあるということです。
まあ、厳密には失敗ということではないですが、一回の施術で汗腺がすべて破壊できない可能性があるということは理解しておきましょう。
具体的には1回の治療で満足する人が70%というデータがあるので、成功率は70%、失敗する確率は30%という感じでしょうかね。
2回の施術だと満足する人が99.8%ということなので、最悪2回の手術を覚悟しておいた方がいいかもしれないですね。
このあたりは個人によって汗腺の分布状況などによって差が出てくる部分なので、手術前に行うカウンセリングなどを利用して、予め確認しておくといいかもしれないですね。
ウルセラドライとミラドライの費用と料金の比較
ネットなどでウルセラドライなどを調べてみるとミラドライよりも料金が安いと語っているところがありますが、実際にはそんなことはないです。
むしろミラドライの方が料金が安いのではないかと個人的には感じています。
ウルセラドライもミラドライも基本的には病院によって施術料金が違ってきますが、基本的にはほとんど料金は同じくらいだと思っていいと思います。
具体的にはどちらも手術費用の相場は30万円くらいだと思っておくといいです。
しかしミラドライはウルセラドライとは違ってモニター制度があります。
ミラドライはモニター制度があるので安い
ウルセラドライを行っている川崎の病院にはモニター制度はなく通常価格で施術を行っています。
しかしミラドライはモニター制度というものを行っている病院があり、このモニター制度を利用すると割引価格で施術を行うことができるので、費用を抑えることができます。
またミラドライは競合するクリニックが多数あるので、モニター制度以外にも交通費を病院が負担する制度を採っている所もあります。
そのため総合的に見るとウルセラドライよりもミラドライの方が安い場合が多いように感じます。
手術前のカウンセリングわからないことは聞く
ウルセラドライに限ったことではないですが、ワキガや多汗症の手術などを決める前には必ずカウンセリングを行います。
このカウンセリングは無料で行えるので、病院選びには非常に大事な部分になります。
ウルセラドライがいいと思った人も、まずは無料カウンセリングで手術や術後ケアなどの疑問に思った点をしっかりと確認しておくことが大事になります。
また自分のワキガや多汗症の状況をしっかりとチェックしてもらって、手術が必要な状況なのか診てもらうようにするといいです。
特にウルセラドライの手術の後の、アフターケアや再発率、担当する医師の施術実績など聞きにくいことも予め聞いておくといいです。
下記でワキガ手術や多汗症手術に対応している病院を載せているので参考にしてください。